イーストマン音楽学校クラスピアノレッスン〜ML教室を活用したレッスンから何を学ぶか〜日本電子キーボード音楽学会 第13回全国大会

昨日は、秋晴れの爽やかな青空を見上げながら、『日本電子キーボード音楽学会 第13回全国大会』に出席しました。

 

基調講演は、古屋晋一先生のお話。
『音楽家のための科学施術の未来〜医工芸の相乗効果を生み出す音楽医科学の確立を目指して〜』というテーマの興味深い内容でした。

 

一言で言うと、音楽家の超絶技巧に仕組み、脳との関連を研究し、実験し、エビデンスに基づいた練習方法を考え、手や体の故障も防ぐ。
そのために、医学・工学・芸術を融合した「音楽医科学」が意義ある学問となりうる。

という最先端の研究を紹介されました。もっと突っ込んだお話が聞きたかったです。
こうした研究は、どんどん進めていただきたいですね。

 

3つの部屋で、電子オルガン関連、ML関連の研究発表が同時進行しました。
本当はすべての発表を聞きたいのですが、それができないのが残念です。

『タテ楽譜とユリディス活用による新しい試み』

若手演奏者の演奏付き発表  
上:堀内美紀さん(ソプラノ) 下:松本裕樹さん(エレクトーンソロ)

 

 

私は、阿方俊先生と共同発表で、イーストマン音楽学校の「クラスピアノ」で使われているテキストの分析を表にまとめ、その考察を発表しました。

テキスト『Musicianship』は、ピアノ初心者のためのテキストで、分析、初見、移調、和声付け、即興、作曲、基本テクニックといった要素を総合的に学べるように構成されており、『包括的音楽力』が身に付くのです。

つまり、

 

その場で音楽的に
・メロディー(歌)に伴奏をつける。弾き歌いする。前奏や後奏をつける。
・コードネームを見て、和声感を掴み、しざんなながれで和音を繋ぎ、演奏できる。
・コードネームヤ和声記号が付いていなくてもハームナイズできる。
・歌いやすい調に移調する。
・初見で弾く。

これはまさに、『ペースメソード』の理念と同じです!!

これがアメリカのピアノ教育。
つまりロバート・ペースが完成させたメソードが、脈々と根付いているのだと感じました。

大人でも子どもでも、始まりは同じ。

始めるところから、こうした様々な要素を満遍なく積み重ねてゆくことで、一生音楽を楽しめる素地ができるのです。

 

改めて、ペースの素晴らしさを認識しました。

 

 

懇親会でもお話が尽きず・・・

松山の井上洋一先生と白川紗弓さんと